効果的なプロジェクトの設計 : 児童・生徒の興味関心を引き出す
共同学習
共同学習
 
効果的な共同学習
共同学習ではグループを組んで実習を行います。

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共同学習について
三人寄れば文殊の知恵。教室で学ぶ生徒たちの場合、このことわざはまさに真実を言い当てています。グループでの共同学習は、効果的な授業の重要な部分をなします。ただし、グループ学習は、単に生徒に「一緒に学習させる」ことを表すのではありません。グループワークの第一の目標は、共通の学習目標に、生徒を積極的に参加させることです。グループで共に学ぶことで、生徒は個人の学習効果と相互の学習効果の両方を最大限に高めることができます。

「共同学習における相互作用とは、個々が責任をもった積極的な目標の相互依存であると言える」(Johnson and Johnson、1998 年)

多くの教師、生徒、および保護者がグループ学習に対して抱く不満の1つは、成績優秀な生徒が作業の大部分をこなしてしまうケースが多いという点です。共同学習を効果的に行い、授業時間を有効利用するためには、グループワークの役割と責任、目標、および個人の責任を明らかにする必要があります。

共同学習を行うことで、生徒は、「実社会」の条件のもとでお互いに学び合ったり教え合ったりする機会を得ます。「1990 年代までに、チームワークは組織研究において世界で最も高く評価される管理能力になった」(Goleman、1998 年)と言われています。共同で作品を作ったり、協力して問題を解決したりするという貴重な機会を与えることによって、生徒に社会人になる準備をさせることができるのです。

共同学習を中心にして授業を構成することの究極の目的は、生徒を学習に積極的に関わらせることです。ペアや小グループの中では、生徒1人1人が関わる機会が増えます。また、生徒にとっては、仲間と一緒に課題を完成させるように指示された方が、1人で行うよりもプレッシャーは少なくなります。共同学習は目的を持って計画的に用いる必要があります。「協力関係というのは、学習内容や学年に関係なく、学問的にも社会的にも、競争主義や個人主義の構造より優れていることが研究で明らかになった」(Kagan、1997 年)と言われています。生徒は学校を級友に勝つための競争の場であると思いがちです。共同学習の枠組みが与えられると、生徒は学校、教科、および教師に対して前向きに考えるようになる、と研究は示唆しています(Johnson and Johnson)。

授業での実践
時間をかけて忍耐強く取り組めば、どの学年のどの教科でも共同学習を指導に取り入れることができます。成功の鍵は、大きな期待感を保つこと、生徒たちに個人および集団としての責任を持たせること、そして協力が奨励されるような授業環境を創ることにあります。

さまざまなカリキュラムにおけるグループ学習
多くの種類のグループ学習の効果が研究立証されています。これらは学年や教科を問わず活用することができます。  

レシプロカル・ティーチング >
生徒が「教師」になり、グループとしてテキストの意味を理解するグループ学習活動。  

ジグソー >  
生徒が大量の内容を学習してグループで共有する共同学習の手法。

自分で考えてからペアで共有 >
まず内容について話し、次にペアで考えを議論した後、グループ全体で考えを共有するという3段階からなるディスカッションの手法。

グループでのブレイン・ストーミング >
グループで考えをブレイン・ストーミングし、相互の思考の流れを積み上げる手法。

参考文献
Goleman, D. (1998). What makes a leader? Harvard Business Review. November-December, pp. 93-102.

Johnson, D. & Johnson, R. (1998). Cooperative learning and social interdependence theory: Cooperative learning. www.co-operation.org/pages/SIT.html*(英語)

Kagan, L., Kagan, M., Kagan., S. (1997). Cooperative learning structures for teambuilding. San Clemente, CA: Kagan Cooperative Learning. 




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